- 目的
-
デニムに関わる人口を増やし、産地として発展させたい。
繊維に関わる地元企業の具体的な取り組みを知って欲しい。
- 課題
-
価格以外の手段で、自社のデニムの価値を高めること。
- 条件
-
「教育機関(産学連携など)」「異業種製造業」「行政」と一緒にイベント企画・商品開発などに取り組みたい
取り組みたい背景
世界から見た時に、日本のデニム産業の立ち位置が変わりつつあると感じたことがきっかけです。デニムは世界中で生産されていますが、日本と西アジアでは人件費に差があります。また、デニムの材料である綿を自国ならびに近隣諸国で生産できる海外に比べ、日本は輸入しなければならず輸送コストもかかります。そもそも価格では太刀打ちできない。この様な現状を踏まえ、日本でデニムの製造を続けていくための可能性を探っています。その手段として、各企業・団体と一緒に商品開発やイベントをする中で、価格を自社のブランド・付加価値でカバーできればと思っています。
これまでの協業の実績
<商品開発>
食品飲料メーカーとのコラボ実績があります。飲料製品を製造する際にできる原料の搾りかすからできた糸を使って、デニム生地を作りました。このような取り組みから自社の技術を向上していければと思います。
<素材提供>
企業ユニフォームや製品への素材提供や作製のお手伝いを行っています。最近だと、福山シティFCの選手と一緒に、とサッカー選手の体型に合わせたオリジナルジーンズを共同開発しました。
<イベント企画>
教育機関やアパレルブランド、地元団体と一緒に工場見学ツアーを開催しています。デニムの面白さ、デニム産業の歴史や現状・未来への取り組みなどをお伝えしています。
<製造機械のメンテナンス>
一部商品の製造に型が40年以上前の織り機を使用しています。メンテナンスのための部品も現在は売られていないもので、メンテナンスは地元の自動車関係の部品メーカーさんなどにお願いすることもあります。商品を作る上で欠かせない機械なので、メンテナンスをしていただけるパートナーが見つかると嬉しいです。
