メディア掲載情報

『繊維ニュース』に掲載されました!【第一エージェンシー/企業の課題解決プラットフォームへ/異業種間連携も支援】

『繊維ニュース』2022/12/16付18面に掲載されました。

ー記事全文ー

第一エージェンシー/企業の課題解決プラットフォームへ/異業種間連携も支援

 広告代理店の第一エージェンシー(広島県福山市)は、備後地域を中心とした企業の課題や地域の課題の解決を目指すプラットフォーム、「テゴラボ」の運用を今年10月から始めている。現在、繊維関連や鋳造といった製造業のほか、不動産や運送などさまざまな業種の企業30社が参加する。同社のサポートに加え、参加企業間の連携を促すことで、企業や地域の課題に取り組んでいく。

 同社のマーケティングコミュニケーション部・マーケティングデザイン部の名和俊明ゼネラルマネージャーは「長く広告業を続ける中で、地元に何か恩返しがしたいと思っていた」と、テゴラボを始めた経緯について説明する。

 近年関心が高まるCSRやSDGs(持続可能な開発目標)について、本業の中で得た事例などを情報共有することで「企業のCSR推進の底上げにつながるのでは」(名和ゼネラルマネージャー)と考えた。併せて、「1社だけでは解決が難しい企業や地域の課題も他業種が集まると解決できるのでは」との思いから立ち上げに至った。

 10月の開始に先立ち4月から、備後地域の経営者を招いて自社の仕事内容やSDGsの取り組みなどについて語ってもらう番組を地元のFM曲で毎週月曜日にスタート。6月には異業種交流ワークショップを開くなど準備を進め、10月から本格的に運用を始めた。

「地域課題解決プロジェクト(PJ)」と「企業課題解決PJ」の2パターンを用意。テゴラボ事務局が進行管理に加え、広報やリリース活動など、情報発信を支援する。課題解決に向けてテゴラボに参加する企業に連携も呼び掛ける。セミナーの開催や、地元大学などとの産学連携も模索する。

 ホームページでは、参加企業のCSRやSDGsの取組事例を公開している。自社の課題に向けてパートナーを募るページも用意。ある織布企業は同ページで、「デニムの認知度を高めたい」として、商品開発やイベントで連携できる企業を探すほか、古い織機をメンテナンスできるパートナーを募集している。テゴラボの年会費は10万円。来年9月までの申し込みで初年度年会費が0円になるキャンペーンを実施している。

 名和ゼネラルマネージャーは「まずは50社の参加が目標。5年後には、地域課題解決プラットフォームとして、ある程度の市民権を獲得できれば」と話す。

繊維ニュース 2022/12/16付 18面

※この記事は『繊維ニュース』を発行するダイセンの転載許諾を受けています。

シェアする

TEGO-LABに関して

会員になってTEGO-LABの活動に参加しませんか?
社内説明や入会前のご相談はフォームまたはお電話にてお問い合わせください。

084-931-1245

平日9:30-18:00