
アクアメイクで、水源がなくても快適な水洗トイレを
当社は、元々土木の測量を行う会社でしたが、1996年に環境浄化事業へ転換しました。公園の整備を請け負う中で現社長が公園の池をきれいにしたいと感じたことがきっかけで、広島大学と共同で、「アクアメイク」という循環型水洗トイレを開発し、主力製品として取り扱ってきました。排出される汚水を、牡蠣殻を使うことで高度に処理して再利用する当製品は下水道の通っていない山道や、ダム、公園に導入されています。富士山にも設置され、世界遺産登録の一助になったことで注目も集めました。また、製品のバリエーションとしてコンテナタイプのものも製造しており、こちらは設置が従来タイプよりも簡易で、災害の際に衛生的な水洗トイレを使用いただくこともできると考えております。

「無駄をなくす」からできたアクアメイクを世界へ
特別SDGsを意識しているわけではないのですが、会社として元々「無駄をなくす」ということは重要視しています。アクアメイクを開発する際に使用する牡蠣殻も、産業廃棄物として年間何万トンも処理されていたものを資源として再利用した製品です。
また、海外へのアクアメイク導入を通じて、現地のインフラ整備に貢献できているのではないかと考えています。海外は日本と異なり、上下水道が整備されていない地域が少なくありません。このようにインフラを整備されていない場所は汚水をそのまま流している場合があるので、アクアメイクを通じてそういった状況を少しでも改善し、貢献できればと思っています。