ほっとできる居場所を、見つけてほしい。
「憩いの場カフェ」の発案者は、福山市在住の高校2年生・杉田誠佳さん。彼女は中学校時代に不登校を経験しました。そんな折、別室登校にて、同じく不登校の同級生と仲良くなり、一緒に話をするうちに、不思議と心が軽くなっていったのだとか。
この経験を通して、「悩み、しんどい気持ちを抱えている子にあの時私が感じたやわらかく、温かい気持ちを感じて欲しい」という想いが強くなり、今回の夢を実現するに至りました。

「つらい」「しんどい」と感じている中学生・高校生に寄り添うための「憩いの場カフェ」。その主な目的は下記の2つでした。
①不登校の中学生・高校生に憩いの場を提供し、少しでも心を軽くすること。
家や学校以外でほっとできる居場所を見つけてほしい。
②不登校のお子さまがいる保護者に対して、通信制の学校やフリースクールなど
学校以外の選択肢があることを知ってもらったり、悩みを相談したりと、
ひとりで抱えこまずお子さまと一緒に一歩前に進むきっかけをつくる。
対象となるのは、悩みや、しんどい気持ちを抱えながら休学している中高生。さらには、そんなお子様のいる保護者の方々。もちろん保護者同伴でもカフェを利用いただけます。
お菓子やドリンク、おすすめ書籍でリラックスした場づくりを
「憩いの場カフェ」の会場となったのは、広島県福山市にあるカフェ「Freeman bake store」。
2023年1月28日(土)13時~17時に無料開放されました。事前予約不要で誰でも利用できるスタイルです。

13時のオープンに先駆けて、主催者の杉田さんは当日午前中から会場準備を着々と進行。会場では、リラックスした場づくりのために、地元企業様にご提供いただいたお菓子やドリンクが配布されました。



会場では、杉田さんが悩んでいる人に伝えたいメッセージをこめたミニ冊子を配布。さらに、彼女が不登校のときに励まされたという書籍や、おすすめしたい本などの紹介スペースも。フリースペースで本を読みながら、来場者の皆さんは杉田さんのお話を聞くなどして、自由な時間を過ごしていただきました。
あわせて会場では、通信制学校(東林館高等学校)による個別相談ブースも設けられ、保護者の方を中心にご相談を受けられていました。



当日の来場者は約30名となりましたが、小学校~高校生のお子様はそのうち7名。当初は悩まれている中高生の方を中心に来場いただくことを想定していましたが、実際には保護者の方が多く集まってくださる結果となりました。
本イベントの発案者・杉田さんは、「現場では『子どもが新しい場所に行くには、段階があるのかもしれないね』というお母さん方の声も耳にしました。想像していたのとは少し違ったけど、同じ悩みを持つ人たちの縁をつなぐ場所にはなれたきがします」と話していました。



Special thanks ~協賛企業・クラウドファンディングの皆様~
今回開催された「憩いの場カフェ」について、様々な地元企業の皆様に多数のご協力を賜っております。
企画段階からご相談をさせていただいたり、イベント実施にかかる費用、イベントに必要な物などをご支援・ご提供いただきました。この場を借りてお名前をご紹介させて頂きます。
また、クラウドファンディングにご参加頂いた皆様についても、あらためて感謝致します。
<Special thanks!>(順不同)
福山市教育委員会様
東林館高等学校様
有限会社勉強堂様
オハヨー乳業株式会社
福山駅前開発株式会社様
入栄工業株式会社様
株式会社オーザック様
日本運搬機械株式会社様
美建工業株式会社様
有限会社福山サービスセンターイトウ様
株式会社アップビートバルーン様
クラウドファンディングでご支援いただいた皆様
高校生就活応援冊子「18 -エイティーン-」について

「18 -エイティーン-」は、広島県を中心に高校へ配布する就活冊子として、2020年より制作が開始されました。冊子の目的は、高卒就職における学生と企業の「ミスマッチ」を防ぐこと。
広島に多数存在する魅力的な企業を、高校生たちにわかりやすく伝えることを心がけながら、毎年1冊ずつ発行を重ねています。

みんなの夢応援プロジェクト
「18 -エイティーン-」を配布する広島県内の高校生から、自分のやってみたいことを募集。
集まった中から、将来の夢を考えるヒントになりそうな案を採用し、実施しています。
高校生にやりたいことを実現してもらい、その過程を冊子で掲載することで、高校生たちに将来のための”自分軸”を見つけるきっかけになっています。
「18 -エイティーン-」に関するお問い合わせは、弊社 第一エージェンシーの運営事業部までお願い致します。
<お問い合わせ>
(株)第一エージェンシー 広島支社
高校生就活応援冊子エイティーン 運営事業部
084-931-1245