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【提供 PR TIMES】海の未来をアゲアゲに 大間小学校6年生の海洋環境学習と食育「大間小学校 海洋ごみ調査隊」を開催しました!

公開日:2022.10.13

更新日:2023.10.02

海と大間の未来づくり実行委員会は、海の町「大間」の子どもたちが、海洋ごみの現状を通して海の問題を知り、海を守るために自らアクションを起こそうという心を育むため、大間小学校と連携し、9月15日(木)に「大間小学校 海洋ごみ調査隊」を開催いたしました。
昨年、全校生徒に海を学ぶ授業を行い、津軽海峡の白身魚を活用した「アゲ魚っ子」メニューを提供。味わった子どもたちの約8割から、大間の子として「海をきれいにしたい」と回答があり、子どもたちに芽生えた海の問題意識から、実際にアクションしてもらうために企画しました。
さらに今年も、学校給食が無い大間町において、地元産のホッケを活用した「ホッケドッグ」を昼食に提供し、海の食育機会を与えることができました。
このイベントは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

イベント概要

開催概要:海の町「大間」の子どもたちが、海洋ごみの現状を通して海の問題を知り、海を守るために自らアクションを起こそうという心を育む体験プログラム。活動後は、地元の白身魚を使った「ホッケドッグ」を昼食に提供し、海の食育も行う。
日程:2022年9月15日(木) 10時45分~13時
開催場所:大間崎、大間小学校
参加人数:33名(大間小学校6年生)、教員3名
講師:三津谷あゆみ
協力団体:大間町教育委員会、宮野製パン(株)

<海洋環境学習> 海洋ごみ拾いと分析 ~この海洋ごみが自然に帰るのは、何年後?~

この日で560日間毎日ごみを拾い続ける、講師の三津谷あゆみさんがブルーサンタ姿で大間小学校に登場。事前学習で海洋ごみの8割は陸から川を流れてたどり着くことや、海にはプラスチックごみが一番多いことなどを、三津谷さんによる実際に拾ったごみの写真を交えた説明で学び、参加した6年生は真剣な表情で話を聞いていました。

事前学習を終えて、参加者は大間崎に移動し、各班で分担してごみ拾いを行いました。20分間で、ロープの切れ端や小瓶などの小さなものから、フライパン、蛍光灯、毛布など、大きな海洋ごみもたくさん集まりました。その後は全参加者で、ごみが自然に消えるまでに何年かかるのかを予想し、班のリーダーが時間軸パネルの前に立って発表しました。アルミ缶が自然に消えるまで50年かかると予想した班がいましたが、実際は200年かかるとのこと。ごみが自然に還るまで、予想よりもはるかに長い年月がかかる事が分かりました。

ごみ拾いを終えた後、学校に戻り、“海ごみ検定”の問題を通して学びを振り返りました。特に3択クイズで正解だと思う番号札のところに移動するクイズ形式で、盛り上がりました。海洋ごみの現状を実体験し、海の問題を目の当たりにした海洋環境学習を通して、“海を守りたい”という想いがみんなの心にしっかりと芽生えたようでした。

ごみ拾いの様子

<海の食育>新メニュー「ホッケドッグ」の中身は、地元産の白身魚・ろうそくホッケ!

海洋ごみ調査隊の活動後は、新メニューの「ホッケドッグ」で、お昼ごはん。挟んでいるのは、”津軽海峡産のろうそくホッケ”を小骨や皮ごとミンチにし、衣でカリッと揚げたホッケカツです!食べてもらう前に、”津軽海峡産のろうそくホッケ”は脂が少なく身が細いため、地元の漁業で活用されていない”人気のない魚”であることをお話ししました。見た目と栄養バランスにもこだわり、カツを魚の形にし、トマトも挟みました。「パンから尾びれが出てて可愛い~」とさっそく気づいてくれた様子。普段はあまり魚を食べないと言っていた子も、おかわりしてくれました!

今回の活動で、自分たちが暮らす海や環境に悪影響を及ぼす海洋ごみがあることを知り、その海で獲れている魚のおいしさを知って、海を大切にしたい!という気持ちがますます強くなったようです!

ホッケドッグを食べる

参加した小学校6年生・先生の声

・海にはこんなにいろんなごみがあるんだなって、とてもびっくりした。
(活動前は)ごみ拾いは楽しくないと思っていたけど、やってみたら楽しかった。これからも続けたい。
・自分たちよりもずっと長く自然界に残り続けるごみのせいで、生き物が死んでいく事が悲しい。
・プラスチックがけっこうな時間(自然界に)残るのは知ってたけど、ガラスが何万年も残るというのはおどろいた。
・海洋ごみは、町からも来ることが分かった。町のごみ拾いもしないと海がキレイにならないと思った。
・ホッケの開きが大好きなので、こんな食べ方もあるんだと感動した。
・去年のも美味しかったけど、今年のはさらに美味しかった。お店で売るなら家族にも教えたい。
・(先生)ただごみを拾うのではなく、そのごみが分解されるまでには何十年、何百年も時間がかかることを知り、ポイ捨てをしてはいけないことを感じました。講師の三津谷さん自身が毎日ごみを拾っている方なので、とても説得力があり、子ども達の心に届いたと思います。最後に目の前の海で漁獲された魚で作ったパンを食べ、海の有り難さも実感できたと思います。このような機会を与えていただきありがとうございました。

団体概要

団体名称:海と大間の未来づくり実行委員会
URL:https://omasaganacco.jp/
活動内容:多様な海の宝を守り、大間の子が海のことを知って育っていくために。地域で獲れる魚を楽しくおいしく食べるムーブメントを起こす活動

「海と日本プロジェクト」ロゴ

日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
https://uminohi.jp/



出典:PR TIMES(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001111.000077920.html

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